第6回 照明編 '97/11/23


今回は、照明関連です。

注意

今回の作業は、感電等の可能性もあります。作業の際は十分に注意し配線等を 確認してからコンセントにつなぐようにして下さい。また自己の責任に於いて行 って下さい。




これまで沢山のドールハウス本が出版されていますが、照明の設置方法につい ては詳しい解説がされていないのがほとんどです。それはなぜか?出版社もPL 法を気にしているらしく、感電、漏電、火事などの事故がおこる可能性のある記 事は載せたくないのだそうです。でもいちばん知りたい事の一つなんですよね。 ここで紹介するのは、私の自己流の方法です、安くて簡単な方法を考えました。 あくまで一つの例としてご覧下さい。

準備する材料

好みの照明器具 ・・・ ここで使用したのは Houseworks社の
            #2605 と #2754番 (12V)
トランス(12V)、ピンセット、合成ゴム系接着剤、3mmスチレンボード (模型店にあります)、はさみ、彫刻刀、市販のドールハウス用照明器具の電球 は、ほとんどが12Vです日本の住宅のコンセントは100Vですから、トラン スを使って電圧を変換することになりますまた、取り付けたい電球の数に見合っ た容量のトランスを選んで下さい。
ドールハウス用電球はショートしやすいので、取り替え用の電球も購入してお くとよいでしょう。

 模型店にあるような100Vの電球や1,5Vの電球、麦球を使ってオリジ ナルの照明器具を作るのも楽しいですね。 現在はサーキットテープを使って配 線するのが主流のようですこれは電線がテープ状になっているので、壁に貼り付 けていくだけです。(その場合はハウスの組立→配線→壁紙貼り という順番に なりますのでご注意下さい!)ただこの場合照明器具のコンセント部分が壁の表 に出てしまいます。それでもかまわないという方は、サーキットテープでやって みて下さい、簡単だそうです。


手順

まず、コンセント部分を切り離しますピンセットを使って電線をむき出します (挟んで引っ張るだけで簡単に剥けます)同じようにトランスの電線もむき出し て、2つをつなぎますむき出しの電線から手を離してから、トランスをコンセン トに差し込みます。感電しないように気を付けて下さい!!無事に灯りがつきま したコンセントを抜いてから、つないだ電線を離します。これで電球の確認が終 わりました。



1階フロアの仕切り壁3mmのスチレンボードをキットの仕切り壁と同じ大き さにカットして、階段側の壁紙を貼っておきます。壁紙を貼っていない側から電 線を通す穴をあけ、溝を掘ります。ボールペンで強くこするだけで跡がつきます 。壁紙側の穴から電線を通します。照明器具の接着面の両面テープをはがし、接 着剤で壁紙に付けます。溝に沿って電線を置き、接着剤で固定します。 


壁にコードを通したところ

壁の溝にコードを通します
キットの板と張り合わせます。1階フロアの仕切り部分の溝に穴をあけ、電線 を床下に通せるようにします。

1階天井のシャンデリア天井の裏、つまり2階の床に電線の通り道になる溝を 彫ります。板の厚さは3mmなので、深く彫りすぎないように注意してください 。彫刻刀があると便利です。天井にシートを貼り(塗装してもよいです)穴をあ け、天井側から電線を通します。シャンデリアの接着面のテープをはがし、接着 剤でしっかり付けます。電線を溝に沿って置き、固定します。カーペットを貼っ たときに電線部分がでこぼこにならないように気を付けて下さい。

天井に照明のコードを通します

溝にコードを通します。
2階の床面はカーペットを貼ります

*サーキットテープを利用した配線方法をお知りになりたい方は、「夢工房ド ールハウスNo3・ブティック社」の64ページをご覧下さい。

いよいよ次回からハウスの組立てに入る予定です、お楽しみに!
なお、これまで使用した道具や材料などのお問い合わせはkuboまでメール をください。御意見御感想もお待ちしております。

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